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認知症・物忘れ外来

80歳を超える高齢者の4人に1人は物忘れなどの認知障害を伴っていると言われています。

認知症は、脳の働きが様々な理由で悪くなり、日常生活で支障が出るような状態をいいます。大切なのは、正常な加齢現象と病気としての認知症を見分けることです。しかし、それを見分けるには専門的な診察が必要となります。もし認知症だとしたら、治療は早い段階から始めることが大切です。家族からの温かい見守り、早い段階からの薬物服用などにより進行を遅らせることができます。
認知症の初期症状は、約束事を忘れるようになった、道に迷うようになった、着替えがうまくできなくなった、それまで出来ていた事で失敗することが多くなった、物をなくすようになったなどです。そのような症状はご自分で気がつくこともあれば、家族が気付くこともあります。気になることがありましたら、早い段階で受診することをお勧めします。


医師 村上 舞子(むらかみ まいこ)
東京慈恵会医科大学 神経内科医局員
認知症専門医・神経内科専門医・臨床神経生理専門医・内科認定医